【品名】作り結び(フック)型 蝶ネクタイ ナロー・スクエアエンド
【色柄】ブラックサテン/ソリッド
　
【サイズ】
・蝶の部分 タテ/約3.5cm ヨコ/約11~11.5cm
・シャツの首回り寸 [約35cm-48cm]対応　
※タグ折曲げると49cmまで可能　※ベルト幅2cm

【生地】シルク44%, 綿56%(グログラン)
【縫製】日本


★蝶ネクタイ ブランド｢ボウタイ スペシメンズ｣の作り結び蝶ネクタイ 。｢作り結び｣とは、予め結び目が縫って形作られているもののことで、ワンタッチで手軽に取り外しができます。

歴史的に、｢作り結びタイプ｣も｢手結びタイプ｣と同様に、蝶ネクタイが普及し始めた19世紀後半当初から存在していました。どちらも長く共存してきましたが、現在は｢作り結びタイプ｣の方が多く普及しています。

★｢ナロー・スクエアエンド形｣は、蝶の端(エンド)部分が長方形になっている｢スクエア エンド｣と呼ばれる形状の１つで、幅の狭いものを指します。歴史的には別名、スリム形、クラブ・ボウ、バットウィング(コウモリの翼)などと呼ばれて来ました。｢クラブ・ボウ｣という言葉は、1930年代のアメリカにおいて、夜の社交クラブの礼装用ネクタイとして、普及していたことに由来すると考えられます。

一方で｢Club｣には｢こん棒｣の意味もあり、その形が由来とする意見もあります。20世紀後半以後も、ナロー形はアメリカなどで普及していましたが、現在では希少なデザインとなりつつあります。

ミュージシャンやバーテンダー、喫茶店のマスターなど、仕事着アイテムとしてもよく採用されてきたデザインです。また例外的に、関西エリアでは現在もナロー形のボウタイを結んでいるタクシードライバーさんをしばしば見かけます。

★細幅のスクエアエンド形状を結ぶと、メガネやサングラス選びと同じように、キリッとした印象になります。蝶ネクタイそのもので主張しすぎないようにしつつも、独自スタイルのコーディネートを行えるデザインです。フォーマルな場面はもちろん、カジュアルな着こなしをもう少しドレスアップしたい時に、蝶ネクタイは最適です。

★｢黒の蝶ネクタイ(主にサテン地)｣は20世紀に入り、タキシード(ディナージャケット)スタイルの１アイテムとして認知されるようになり、｢ブラックタイ(夜間準礼装)｣という名のドレスコード(服装規定)の所以になりました。燕尾服に｢白ピケ織の蝶ネクタイ｣を結ぶ、｢ホワイトタイ(第一礼装)｣の略式として使用されてきました。

現代では、フォーマルな場面で服装の略式化が進み、特に日本国内において庶民が｢燕尾服｣や｢タキシード｣を着用する機会はほとんど皆無に近く、また所有している人も稀です。当ブランドとしては、そんな時代の流れの中でも、普通のスーツに｢黒の蝶ネクタイ｣を結ぶことは、逆にフォーマル度を演出する１つの手段であると考えています。

ちなみに欧米文化では、｢黒の蝶ネクタイ｣を基本的に「夜間(夕方頃~)の宴席(慶事)｣に着用するもので、日本においても同様の認識が一般的です。


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